2015年1月9日に公開された劇場版PSYCHO-PASS。
公開三週目にして、漸くと言った所ですが劇場へ行って観て参りました!!
この日をどれほど首を長くして待っていた事かw
思えばこの週にしようと決めたのは、来場者特典の内容が発表された時でしょうかねぇ…。
やはりこーがみファンとしては、たった一度のチャンス。これを逃す手はないと思い、公開初週の熱いビックウェーブを指を咥えて見ておりました(笑
正直、決めた時には「15日の待機時間」がどれほど長いものであるかという事を、あまり的確に捉えられていなかったと言いますか…。ちゃんと耐えられると思っていたんですヨ(^_^;)
でも、時間という物は早く過ぎてほしい時程遅く感じるものでして。日に日に劇場版の情報が漏れ聞こえてくるので、如何に地雷を踏んでしまわないか、自分の中で許容出来る限りのネタバレで納めるかが大変でした。如何せん、ネット断ちをして過ごすという事は難しい日常ですし。別方向の欲しい情報もあったりで、完璧に断ってネタバレを防ぐというのは無理というもので…。
挙句深刻なこーがみさん不足。。。
不足を補いたくても、普段足を運ぶ支部も動画サイトも劇場版のネタだらけで、うっかり何処で踏んでしまうか解らない、まさに地雷原。
禁欲生活と銘打って臨んだものの、公開二週目辺りでかなりの枯渇状態でした。その為、暇を見ては一期を流し見して、欲求を薄めつつ騙し騙しやったものです。
自分にとっては拷問期間ですよ(苦笑
その上、更に追い打ちを掛けたのは物販品薄という「パンフ問題」。
公開初週からあちこちの上映館で物販が即刻sold-out状態。
都市部のみならず地方でも同様の現象が発生し、限定グッズに限らずパンフ自体も増刷待ちという状態になってました。(ツイッターでは公式の方にいつ重版するのか、問い合わせが殺到してましたねぇ)
二週目直前で重版分が出荷されましたが、それもまた品薄になるという。
それは私の行った上映館も例に漏れず…。
初版分は一週目で、重版分も二週目の半ば前に、品切れ状態になってました。
これは非常にマズい状態が続いているな…と思いつつ、状況を逐一把握。どうしてもその日に入手できなければ、別ルートから確保すべきかと保険を掛けたりもして。ギリギリまで様子見しつつ、どうやら週末に入荷し在庫は確保されている!と判断して臨みました。
(もう此処まで言うと大袈裟すぎぃと思われそうですが、ファンとして、何より一回しか実現できそうにないチャンスなので、これはなかなかの死活問題なのですよ)
もしかして…の不安が晴れないまま、それでも漸く劇場版をこの目で見届けられるという期待感と、物語の結末がどうなっているのか確かめるのが怖いという少しの恐怖と。色々なものを感じながら、劇場へ行ってきました。
結果として、無事にパンフはゲット出来ましたし、三週目来場者特典である「設定集Ⅲ」も入手出来ました。これには思わずホッと胸を撫で下ろしましたよ(^^ゞ
ちょっと余談なんですけど。物販コーナーは、流石に三週目とあって種類自体は相当減ってました。品切れのまま入荷未定状態の物が殆どのように思えましたけど、これはまぁ三週目を選んだ運命だと思い、パンフが無事に手に入っただけでも大満足だろうよ、とw
でも幾つかの物販の中でキャラバッチコレクションが販売中で、このくらいならお手頃だし良いかなぁと運試しのつもりで一つ購入。
朱ちゃん、こーがみさん、ギノさん、コミッサちゃん、シビュラマーク、公安局シンボル、ドミネーター、犯罪係数オーバー300という8種類の中から1種類が入っているというガチャシステムのようなランダムグッズ。
キャラが当たらなくてもデザインお洒落だし、どれでもこい!!と中身を確認したら、見事にこーがみさんを引き当てるという奇跡が起きたのは此処だけの話です。
いや、もうほんと。開けた自分でもびっくり…(笑
こーがみさんじゃまいか!!と、思わず息を呑みました。
まさか8分の1の確率を一発で引き当てるとは思っていなかったので…。
長かった禁欲生活から解放されて、こーがみさん欲しい執念が無意識に発動しちゃったのか、それとも劇中で朱ちゃんが分析した通り、人を引き寄せるこーがみさんの引力に導かれたのか、定かじゃありませんけどね…。
ぐへへ。お化粧ポーチに付けさせて頂きます((w´ω`w))
(←き、気が付いたら、戦利品がこーがみさんだらけになってて嬉しい悲鳴)
さてさて、随分個人的な行動の話をしてしまいましたが、此処からはちゃんと感想書きます!劇中の!!
ガッツリネタバレしますので、これから見ようと思っておられる方がいらっしゃいましたらすぐに「そっとじ」して下さいね。
私の中でコパスを語るなら考察を入れない訳にはいかないんですが。ですが…。。。
残念ながらワンチャンしか鑑賞チャンスが無かったので、ストーリーの深い部分に尽いての考察は今回は見送ります。一回だと初見の衝撃で隅々までストーリーを拾いきるのは無理ぽでした(^_^;)
これが三回くらい見られたなら、もうちょっと深い感想書けそうなんだけど。現時点で無理なものは無理なので、深い考察は今後何度も見て感想を書かれた方の改めて読ませて頂き、そこから自分なりに考えたり掘り下げたりしてみたいなぁと思ってます。
と言いましても、今回それほど難しい内容じゃなかったように感じましたよ。
割と序盤で関係図や黒幕も解ってましたし。深くまで理解しないと到達できないような論理的何かはそれほど前面に出ていなかったように思います。少なくとも、これまでのサイコパスを見てきて、あれやこれやと考察してきた感じからすると、十分理解できる内容や展開だったのでは?と思います。
年末の黒幕討論会でよっぴーが言っていましたが、「サイコパス知らない人間でもこの劇場版でちゃんと解るような内容になっている」通り、起承転結がきちんと描かれてますからこの劇場版だけを切り取っても「始まって終わる」という一連の流れは明確だったかと。
今回は『頭脳で考えさせる』というよりは、どちらかと言うと『展開で魅せる』という方に重きが置かれていたように感じたんですよね。
なので頭をフル回転させる必要も無く。純粋に目の前で起こっていく展開や聞こえてくる台詞に集中出来ました。
何より、スケールが!!
迫力が!!!
段違いでした!!!
テレビ放映とは全然違う、踏み込んだ表現。心理。アクション。そして人間模様。
もう113分、興奮しっぱなし。手に汗握り過ぎで、息する事も忘れそうでした(笑
まず触れたいのは、こーがみさん!!
カッコよかったぁぁぁ!!!
執行官時代から更に筋肉量が上がって、まさにソルジャー。
身のこなしも戦場での嗅覚もサバイバルの知識も、段違いの領域になってて思わず笑っちゃいました。ハイスペッカーが更にハイパーなスペッカーになっちゃってる!、とw
密入国してきたテロリストの脳内記憶にこーがみさんが居たことや、日本のセキュリティシステムの穴を掻い潜る情報を知り得ていた事などから、こーがみさん自身が逃亡犯になった事でテロリストになってしまったのではないか?と公開前からささやかれてましたね。
ラスボス狡噛説なんてあったりして(苦笑
私自身、彼はどこまでいっても自分の信じた正義を貫き通そうとする人間なんだと思っていたので、ラスボスになって朱ちゃんと決戦なんて展開は、これまでのシーズンで築き上げた『狡噛慎也』という人間の土台そのものが全て吹っ飛んでしまうと読んでいたんですが。正直、二期はエア噛さんの出番しか無くて、実質一期終わりから彼の消息含め、心理状態がどうなっているのかさっぱり解りませんでしたから、槙島聖護を殺害した事でそっちへ寄って行ってしまう可能性もないとは言い切れなかった。
朱ちゃんの信じるこーがみさんは、一期の時と変わらない。それは二期でも表現されてましたね。自分の中に自分の信じる正義があって、誰かを貶めたり、誰かを動かして犯罪に手を染めるような卑劣な人間じゃ無かった訳で。歩く道が違っても、信念が違っても、悪を許せない思いは同じである筈。
それを確かめるために単身シーアンに乗りこんでいったんですな。なので朱ちゃんの疑念やそれは何かの間違いだと信じたい気持ちは、ものすごーく解りました。
だってこーがみさん、利己的なテロ行為なんて行えるような人間じゃないですもん。でも、環境や経験が変えてしまったかもしれない。その不安感は公開前から感じていただけに、序盤の朱ちゃんへの感情移入は半端無かったです。(上手い所突いてくる展開だわー…と内心舌を巻きました)
戦闘激戦区で目撃した彼を追いかけて、衝動的に接触を試みた朱ちゃん。もう、再会シーンヤバすぎですね( ´艸`)
朱ちゃん、すんごく強くなってて(笑
シーアン入りする前にドローン相手に組み手をしてましたが、一期の頃じゃ考えられないような動きに驚きました。
その身のこなしの素早さを武器に、こーがみさんと一触即発の肉弾戦。次いで銃を突きつけ合っての「お久しぶりです、狡噛さん」「まさかこんな所までやって来るとはな」のやり取りに思わず萌えw
この二人ならではの再会の挨拶ですよね~(ノ∀`)・゚・。
逮捕します、と銃を構えたままの朱ちゃんに対し、途端無防備に銃を下ろして構えを解き座り込むこーがみさん。この態度にこーがみさんの優しさを感じちゃいました。
追いかけられている筈の相手に銃を突き付けられているのに、その構えを自ら解いて座り込むなんて。例え朱ちゃんに発砲する用意があっても、自分から朱ちゃんに発砲するような事はない。その気はないという意思表示に、時間を隔てても変わらない信頼関係みたいなものを感じちゃったんですけど…w
久々のこーがみさんの朱ちゃんに対する「監視官」呼び、私結構あの呼び方好きなんであんなに連呼してくれてw 俺得でニヤニヤしっぱなしでした。(うわーなんか一期の頃に戻ったみたい!って感じがすごく懐かしくて)
そこから多脚戦車の追跡を巻く展開は更に痺れる!!
「俺を止めるか見逃すか、どっちかだ!!」と決断を迫ってからの「貴方と暫く行動を共にします」「おいおい…」「捜査の為です」「…解ったよ、監視官」の会話は熱いですねぇ~。(若干うろ覚えなのはご愛嬌という事で)
何とかニコラス率いる憲兵隊の猛追を振り切って逃げた二人が向かった先は、こーがみさんが身を寄せている反政府組織のいる拠点キャンプ。アンコールワットだったんですね、あそこ。
そこでこーがみさんが何故反政府組織に身を寄せているのか、その経緯が明かされましたね。
危ない橋を渡って日本を脱出し、外国で静かに暮らせる場所を探していたけれど、シビュラの檻の外は法も秩序も安息も何処にもない、紛争激戦区だらけだった。
流れ流れて辿りついたシーアンの地で、ハン議長を主導とする政府組織の存在と、それらがシビュラシステムを導入しこの地を掌握した事実を知って、民主化運動のゲリラ組織に戦闘指南役として加担するようになっていった。
当然、こーがみさん自身、ハン議長に会った事は無いでしょうし、シャンバラフロートの中に入った事も無いでしょうが、「独裁者の犯罪係数ってのはどのくらいなんだろうな…」という言葉通り、ハン議長の動向やシビュラを導入した意図に尽いて、何か後ろ暗い事情があると的確に読み当てていました。
まだ内紛で対立していた頃のハン議長の動向と、今の動向を照らし合わせて、その矛盾や違和感から探り当てた「刑事の勘」というやつですね。うん、ちゃんとこーがみさんの中に「刑事」としての部分は残ってた!
この「真実を知らないにも関わらず、正確に的を射抜く洞察力」は相変わらず素晴らしい。
一期の頃のシビュラの真実然り、今回然り。
映画公開直後くらいに虚淵さんと深見さんのインタビューを読む事があって、今回のこーがみさんに尽いて、宛ても無く流れ流れた先で狡噛は大きな波に巻き込まれていく。彼は性格上行きずりの悪を見逃せない、その悪の正体を見定める為に自らも戦いへ身を投じていくんだといった話を目にしていたんですよね。
如何にもこーがみさんらしいw
詰まり、彼は変わっていなかったって事なのですな。一期の時から。
三年経っても、朱ちゃんが信じたこーがみさん通りのこーがみさんがそこには確かにいた訳で。
歪んだ理念で犯罪者になってなんていませんでしたし、今も猶、強い意志は健在で。悪を良しとしない気持ちも変わらない。
この一点が今回解った事、それが何より一番安堵した事でした。
槙島聖護に近い感性を潜在的に持っている事は事実で、不思議と人を納得させてしまう、人を惹きつけてしまう、所謂カリスマ性を持ち合わせているのもまた事実なんだと思います。でもこーがみさんはそれを快く思う所か、性に合わない、そんな先導者的素質や立場なんていらないと否定的。
デスモンドおじさんに「お前はアジテーター(扇動者)の素質がある」と、仲間になって一緒にこの世界を壊さないか?と誘われても、そんなもの死んだ方がマシな選択だと突っぱねていました。それは自身の意志に反する事だと、確固たる信念があるからこそ。
「あんたもそう思うのか?俺が槙島聖護のようになると…」
と朱ちゃんに言ったこーがみさんが少し悲しそうにも見えましたけど、彼自身に「自分は槙島とは違う」という強い意志があるうちは、恐らく槙島のようになる事は無いと思えるんですけど、この先そこの部分に何か綻びが出てしまったら…。そうじゃない確率という物が出て来てしまうのかなぁと。つくづく、こーがみさんとマキシマムって紙一重の人間性なのかもしれないと思ってしまいました…。
というのも、終盤でマキシマムの幻影が出てきた時。あの演出は予想してなかったのでなかなか驚いたんだけども、どうもあれが初めてみたものでもない感じ。
一期の時に槙島逃亡時で見た幻影とは少し違うような、亡者ならではの厄介さというか。
「死人はもう喋るな!」と怒鳴って、幻影に向かって銃をぶっ放す展開がありましたけど、あれがひょっとするとこーがみさんの中にある槙島聖護に寄った部分、共通している部分が具現化したものなのかも…?
その感情と葛藤するのは、その瞬間が初めてでは無くて、逃亡してから今に至るまでの間に幾度も繰り返されてきた自問自答だったのかもしれないなぁとね。ちょっと深読みしてしまいたくなりました。
さて、その朱ちゃんにも触れとかなくっちゃ!
二期から更に二年の月日が流れた事で、可愛いながらも大人びた雰囲気の朱ちゃん。もうちょっと時系列経ったら「ちゃん」って本格的に呼べなくなりそう(笑
肉体的な強さも頭のキレキレ感も更に磨きが掛かって、すっかり逞しくなってました。
でもちょっと気がかりなのは、どこか空虚な眼差しを見せる時があって…。
そりゃ背負った物の大きさを考えれば、それも当然のことなのかもだけど。それが痛々しく映ったりもするのですよ………。
ちゃんと心の負担、減らせてるのかなぁって。
友人の香織ちゃんが結婚と聞いてびっくりしたんだけども、一方でちゃんと会ってると解って凄く安心した。
ゆきちゃんの死以来、全然香織ちゃんと会ったりする素振りが伝わって来なかったから、もしかしたら救えなかった自責の念から、顔合わせにくくて疎遠になったりしてないかな?と心配だったんだけども、あんな風に今も会って話をしているんだと解ってね。良かった…って(^_^;)
(ノーカットシナリオには、ゆきの死以来顔が合わせにくいと吐露するシーンもありましたから余計気がかりでした…)
真意を確かめるために単身シーアンに向かったり、こーがみさんの姿を見つけるなり危険も顧みず戦場へ飛び込んで行く姿は、果敢でありながらも命知らずな危うさも感じたりして…。朱ちゃんにとって、こーがみさんの比重は今も変わらず重いのだと解ります。
こーがみさんに逃がされ、必ず何かおかしな点がある、内部から裏を探れ、それはあんたにしかできないと背中を押された朱ちゃんは、シーアンに戻ってから早速行動開始する展開も良かったですね。
というか、志恩さんの有能さが半端無いw
朱ちゃんの私物に超小型捜査端末「ダンゴムシ」を持たせてた事も、通信もままならない環境下でこっそり連絡してきた朱ちゃんの指示を的確に実行し、サイマティックスキャンの偽証を暴くとは。彼女の手際の良さがあったからこそ、絶体絶命の場面で1係が駆け付けられたのだと思います。
それにしてもハン議長が影武者で、その実態は局長同様義体化済みのシビュラだったなんて…。
朱ちゃんは憤りを隠さず「歴史に敬意を払いなさい」と言いました。
朱ちゃんにとって秩序は法の上に成り立つ物であり、その法を作り上げるのは多くの人々の「よりよい社会にしたい」という想いの積み重ねである。そう一期の時から語ってましたね。だから人々の想いが介在しないシビュラのやり方は到底受け入れられるものではない。
しかしシビュラにとって朱ちゃんの思想は理解出来ないんですよ。
人間の脳をかき集めていても、それはもう血の通った「人間」とは程遠い、中立的思想を前提にシステム化された機械でしかない。淡々と情報を処理していく機械にとって、機微という物を推し量る事は不要であるという考えだからこそ、シビュラ統治の秩序は速やかに不気味な程規則的に流れていく。それはどこか、やり方はどうであれ起きうる結果が全てなのだと言わんばかりだなぁと、シビュラシステムの危うさを改めて実感しました。
それを是正できるのは、やはり朱ちゃんしかいないのかも?
シビュラとの対等な交渉を見るのはこれで三度目ですけど、もうママ(朱ちゃん)に諭される子供(シビュラ)のようにも見えてしまってね…(^_^;)
一方でお約束のシャワーシーンも今回ばっちり挿入されてましたねw
もう毎シーズンやってるので、これはサイコパスのお決まりのシーンの一つとしても良いですよね!
劇場版とあってか、テレビ放映版より際どい角度で描写されてて。スクリーンを前に妙にドキドキ(笑
ナイスアングルでご馳走様でした♪
それと、これは個人的な着眼点なんですが。
紛争地帯から潜伏先のキャンプに戻る際、車中で渡したのかこーがみさんの上着を朱ちゃんが着ていましたね。公安局の人間である事を隠すために着せたといった所でしょうが、激しく萌えました(笑
そう思った狡朱ファンも少なくないのでは?w
さて、今度はギノさんに尽いても言及させて下さい。
今回かなり出番が用意されていたギノさんこと、「ポニちか」さん(笑
んまー、見事なまでにカッコよかった!!
冒頭のテロリスト制圧からのエリミネーターぶっ放しにまず痺れーの、朱ちゃんとこーがみさんの大ピンチにヘリから強襲型ドミネでニコラスをエリミネートしちゃう射撃センスに痺れーの(のじさんがラジオで言ってた『ギノは射撃上手いんだよっ♪』って言ってた通りの腕前に拍手)、こーがみさん一発殴ってそれでも逃がした心意気に痺れーのでw
正直ギノさんシーンは全部痺れるものでした。
特に最後のこーがみさんを逃がすシーン。
お前には借りがあると言って確保せず逃走を促したギノさんは、「もう二度と俺たちの前に現れるな」と言い、これ以上朱ちゃんに心理的負担を掛けてくれるなと釘を刺しました。
これをこのままの意味で受け取ると、随分と辛辣でシビアな会話だ…!と思えるんですが。まんまの意味じゃないんじゃないかなーってのが私の感じた印象。
暗喩と言うべきか。
こーがみさんが朱ちゃんやギノさんの前に現れるという事は、彼が起こした槙島殺害事件に於いて1係は捜査の為に追わなければならなくなる。最悪、命のやり取りになってしまう訳ですよね。
更にことこーがみさんの事になると、朱ちゃんだって単身外国に乗りこむくらいですから、黙ってはいない。
二人の命を守るという意味での優しさだったのかなぁと。
自分達の手の届かない場所に逃げて生きていれば、少なくとも1係に手出しは出来ず、依ってシビュラがこーがみさんを殺処分する事も無い、なんてね。
それを見越して、朱ちゃんはギノさんを同行させたようにも見受けられるし、こーがみさんを追わせたんじゃなかろうかと。「俺の判断で狡噛を処分していいんだな?」という確認も、逃がすという選択肢を否定するものではない。
ただ一つ気がかりなのは、幾らドミネーターが使えない状況下であったからと言って、此処から消えろと言った時点で立派な逃走幇助ですから、ギノさんの犯罪係数に影響無かったのかしら…とちょっと心配になっちゃいました。奇しくもとっつぁんと同じような黙認ですし(^_^;)
そして狡朱に尽いても!
一期が終わってから、二期を経て。今回はこーがみさん再登場という事もあり、朱ちゃんとのやりとりが非常に多く、個人的にとっても萌え萌えさせて頂きました。
再会シーンの緊迫感も勿論ですけど、更に着目したのがキャンプに戻ってからの二人きりの会話。朱ちゃんが一番知りたかった、テロに加担したのかという疑問も無事に解消されたあの場面で、これまで成されてきた二人の会話とは違って意外だったのは,、心理的な深い部分に踏み込んだ話を二人がしていたという事。
朱ちゃんが危惧していたこーがみさんの槙島化に尽いてですね。そういう腹を割らなければなかなか踏み込めない領域で話をする二人を見ていて、これは信頼し合っているからこその会話だなぁと感心しました!
そして一番の見せ場は何と言っても、キャンプから朱ちゃんを逃がすシーン。
皆、銃を手にデスモンドおじさん率いる傭兵部隊と命がけの交戦をする中、自分だけが逃げる事に反発した朱ちゃんですが、彼女を説得するこーがみさんの台詞に何とも言えぬ力強さが!
こんな所で死ぬと思っているのか。きっと切り抜ける。だからその時は。
「もう一度、俺を捕まえにこい」
もぉぉぉ、こんなん笑みを湛えて言われたら更に惚れてまうやろぉぉぉぉ!!!(発狂
はい、と一言答えた朱ちゃんの表情は、再会を信じようとする思いと何処か寂しそうな思いとで複雑だったように見えました…おろろん。
何でしょう。この二人の関係性はなかなか一言で言い表せないと言いますか。。。
こーがみさんは自分の信念を貫いた結果、槙島を私的制裁で以て殺害してしまった。朱ちゃんは当然それを良しとは思わない。シビュラによる断罪では無く、しかしきちんと罪を償うべきだと思っているでしょうし、その一点に於いての妥協は無い。逃げる立場と追いかける側と。容疑者と刑事と。とても解り易い関係図ではあるんです。でもそこにはそれだけで済まない感情がある。それが信頼関係ですよね。ある意味「情」とも言えますが。
追う側追われる側でありながら、でもどこかお互い底抜けに信じあっている部分がある。だから焦る事も無くじっくり言葉を交わす余裕もあるんですよね。
そしてお互いがお互いに抱くイメージが明確にあって、それから変わっているのか変わっていないのかという事を意識する。世間的な立場と個人的な立場が複雑なだけにその対比の描かれ方はとても魅力的です。
今劇場版でも、その「一言で纏められない二人の関係性」がよぉく表現されていたと思います(・∀・)
こんなにもお互いの存在感がお互いにとって大きいのに、この二人異性として意識しあってないんだぜ?凄いよな…(遠い目
…すごく俗物的な事言いますけど、同じお部屋に二人きりで過ごす夜って今まで無かった構図なだけに、”うすいほん”が捗りそうですね(笑
そしてアクションシーンに尽いてですが、今作は一期スタッフが集結しているだけあって、公開前からキャラクターやストーリーの他に注目している事がありました。それがアクションですよ!サイコパスと言えば圧倒的な動きで魅せるアクションも魅力の一つ!!使用する武術は当然プンチャックシラット!もうコパスではお馴染みの武術ですよねー。
テレビ放映の時から、このシラットを使ったアクションシーンの迫力には定評があり、アクション好きな方々を惹きつけていましたけど、今回劇場版へ媒体が移動し、更にクオリティが上がった事でこのアクションの演出も格段に上昇しました。
東南アジアが舞台という事で、シラットが浸透しているという設定も不自然無く使用できるし、加えて日本舞台では出来なかった銃器、刀剣類を併用しての体術という新しい条件も解禁されたという事で、アクション好きな脚本担当深見さんは、これまで制限されて生かしきれなかった面でのアクションに相当こだわりを発揮されたよう(笑
それは見ている側に十分伝わる迫力だったかと思います!!
敵も味方もシラットで魅せる動きが展開される事もそうですが、遂に朱ちゃんまでもシラットを使うというw
着実に過去のこーがみさんと同じ歩みをしていますw
既にPVで公開されてますけど、改めてシラットの構え、かっこいぃぃぃぃぃ!!!
こーがみさんの本気スイッチが入った瞬間ですよね。
一対一は勿論、多対一も見所でした。
特にこーがみさんが傭兵二人を相手にして戦うシーン。終盤のこーがみさんとギノさんが共闘してデスモンドおじさんと戦うシーン。この二つの白兵戦に於ける怒涛の動きはまさに圧巻の一言。
動きだけじゃなくてカメラアングルまで多様な角度を取ることで、更に躍動感を演出していたように思いました。そりゃもう、息を呑んで見てましたよ。
私個人としては、それほどアクションシーンが好きという訳でもないんですが、サイコパスに関して言うと話は別ですね。この作品を、アクション抜きで語る事は出来ないと思います。
二期が頭脳主軸の流れで、アクションに物足りなさを感じていただけに、劇場版で爆発させたアクションに「これを待ってた!」と殊更強く思ったのもある思いますが(^^ゞ
あとあれですね、クレジットで「日本プンチャックシラット協会」の名前を見た時は、人知れずグッときてました。本腰入れてる感がビシビシ伝わってきて!
何でもシラット界で1位2位の方をIGにお呼びして動きの取材をされたんだとか。この辺りは一期でも取材で招いて動きを習ったという話がありますけど、今回は武器を持っての動きもしっかりやってもらったそうで。何倍も上がった精度も頷けます。
その銃火器に関して言うと、今回協力していた田村装備開発さん。パンフの方にどういう会社なのか表記されているのでもう詳しくは言いませんが、銃火器に関してかなり細部まで関わられたそうで。年末の黒幕討論会の時点で、実は監督さんからその手のお話はあったんですよ。こういう会社に協力してもらって、銃火器を用いた戦闘シーンのリアリティをとことん追求してますよって。するとニコ生だったので閲覧ユーザーが一斉に田村装備開発さんに検索を掛けて、放送時間中にアクセス集中でサイトに繋がりにくくなるという事態もありましたので、よぉく覚えてます(笑
更に更に。今回今までに無かった戦闘アクションとして車の使用もありました。ドリフトばりばりのカーアクションまで追加されてる事に、欲しかったアクション要素を出来る限りこれでもかと詰め込んだな!とw でも詰め込み過ぎてぎゅうぎゅうって感じじゃない。ちゃんとその場面場面で必要なツールとして新しいアクションが挿入されているんですよね。丁度いい塩梅の詰め方で、流石だなぁと鑑賞中に何度思った事か(笑
サイコパスの魅力の一つと言っていいアクションの充実具合は100点満点と言っていいのではないでしょうか。
さて、話の方向性を少し変えて、今回のストーリーの主軸でもあった劇場版に於けるシビュラに尽いても少し。
海外が舞台という事で、シビュラシステムを国家も法も機能していない地域に輸出したという流れから、今回の物語がスタートしたわけですが、当初からこの説明を見ていて「輸出」という単語に少し疑問を持ってました。
システムを輸出するという事は、あの世界での日本を組み立てている社会構造を他の国や地域にも適用させるという事ですよね。
シビュラの神託を元に、人々の生活や行動、思想に至るまでを一括管理する事で、秩序を維持する。これは今まで散々表現されてきた事ですが、それを外国に適用するというのは、荷物を外へ運ぶというような簡単な物ではない訳ですな。
そもそもシビュラの所在はどうなのか?
シビュラシステムという複雑なシステムは二つ以上存在してはならない、というのは二期を経て解った事ですよね。シビュラがシビュラを裁くという可能性があっては、シビュラ自身にとって不都合でしかない。自らのシステム維持に不都合な状況をわざわざ作り出すなんて事は当然する筈ありませんから、「この世にシビュラは一つでなければならない」というのは大前提だと思われます。しかしシステムを輸出するとなれば、国外でもサイマティックスキャンを使用して色相や犯罪係数の割り出し、職業適性などの福利厚生を将来的に視野に入れて、全く同じ福祉支援システムとして運用し国を統治するという事を狙っているんだと思います。
シビュラを量産する事は出来ない。でもシステムを国外にも適用し、シビュラはその触手を伸ばしたい。その解釈から、輸出する上でシビュラの立ち位置と言う物が気になっておりました。
んで、今回判明した事として、シビュラの量産はまずあり得ない。シャンバラフロートで活用されているシステムの解析は、全て一旦、日本のシビュラシステムへと送られそこを経由する事で割り出しが行われているようですね。
常に演算処理を待ち状態で大量のタスクを抱えたシステムが、更に外国のデータをも引きうける。スペック的にオーバーフローとかならないんでしょうかね(苦笑
常に圧迫されているからこそ、二期にて鹿矛囲くんのテロであっという間にパンク寸前に追い詰められてしまった事はまだ記憶に新しいかと。
それともあれかな。この二年の間にアップロードして許容量が向上した、とかでしょうかw
更に、遠く離れた異国の地を統治する上で、シビュラは指導者的官僚を既に送りこんでいた。
それがハン議長だったんですな。
本人は疾うに殺害され、誰も知らない間にすり替わられていた。
肝心の脳味噌は行き来する飛行機で定期的に”交換”されていたようです。
シビュラの仕組み上仕方ないとはいえ、何とも律儀なシビュラさん(笑
まだ一回しか観ていない為、細部まで把握する事が出来てないんですけど、ニコラス以下憲兵達のサイマティックスキャンデータの改ざんをシビュラはどうやら知っていた様子。知った上で放置していた、即ち黙認していたんですよね。
それはシステム運用をあの地に浸透させるうえで、必要な黙認であったとシビュラは語ってました。
これまでとはまるで違う法規システムや秩序を紛争地域にきちんと根付かせるには、様々な膿や毒を運用に差し支えないまでに出す必要があった。その膿出しの為に、ニコラス達の暗躍は利用価値があったと。
だってスキャンデータをシビュラに悟られず改ざんするなんて、相当難しい事は一期で弥生ちゃんが言ってましたよね。
憲兵達の犯罪係数が本来300を越えているにも関わらず断罪の域から外れていたのは、味方を射殺しない為の軍用システムを逆手に取ったものでした。(この辺は実は二期でも似たような状況ありましたよね。軍用ドローン工場で)
軍用ドローンの掃討システムは、敵を感知すると同時にサイマティックスキャンを行い、その犯罪係数を元に攻撃をするという一連構造のようで、味方として除外登録している相手を視野に入れると自動的にスキャンすら解除されてしまう。
その人間の犯罪係数が実際の所どのくらいなのか、見た目では判断できませんし、まだ日本のように四方八方からシビュラに監視されている体制も整っていない段階の現地では、このくらいの回避工作で十分掻い潜れるといった所でしょうかね。
勿論、一番は「シビュラが黙認していた」という部分が大きいんでしょうけども。
そういった、通常なら通用しない筈のもので以て偽証を可能にするという現象すらも、シビュラは「普及のためには必要なものだった」と言うんですよね。
そうして、いざ内部で偽証をしていた者達をそろそろ始末しようかなって時になって、その始末を朱ちゃんがするように仕向けた。こーがみさんの姿をちらつかせる事で、単身向かうようにした。
下準備もそこからの膿出しも、シビュラの中には「シナリオ」として最初から含まれていたんでしょうかね…。恐ろしいもんです。
過去のシリーズを見ていても解りますけど、明確な悪役とは別に、正義サイドにいる悪玉。この作品自体の一番の黒幕はコイツなんじゃね?と怖々勘繰らせてくれる構図が、今回も上手い具合に際立っていたように感じます。
これですべてが丸く収まって無いから良いんだと思います。
民意無き統率に意味は無いと、辞任した上で民意を問いなさいと促した朱ちゃんですが、結局シャンバラフロートの市民はハン議長を支持する傾向が強かった事が締め括りで表現されています。まだ浸透したてのシステムであるにも関わらず、既にシビュラの恩寵を受け入れようとしている。
たった一つの変化だけで、社会全体が劇的に変化する事は有り得ない。そんなご都合主義な展開にしない所が、この作品の良い所だと思ってます。
変わったのか変わって無いのか一見よく解らないけど、変えようとした事実が大事で、その小さな変化が後々大きなものへ変わっていく可能性を孕んでいる。
一筋縄でいかないからこそ、朱ちゃんの思う「シビュラに頼らない、人の手で運用されるよりよい社会」に向けての戦いが、作品として描かれる描かれないは別にして、この世界では続いていくんだよという事を物語っているんだと思います!
そして最後にもう一つ。失われた時を求めてに尽いて。
一期のラストで、逃亡中と思われるこーがみさんの描写が少しだけ入っていました。その時、船室の机の上にあったのは「失われた時を求めて スワン家の方へ」という長編小説の第一編。
この劇場版でもその続柄として、この長編小説の最終編が登場します。
今回のストーリーの裏側には「狡噛の失われた時を求めるお話」もテーマの一つとして掲げられていたそうです。
三年間佐々山の仇を討つべく、その為だけに過ごした日々は槙島との決着を以て終わりました。復讐を終えて、身一つだけを残して、追いかけるものを昇華してしまって。その喪失感は相当大きかったと想像できます。
余談なんですが、オフプロにて虚淵さんは復讐後のこーがみさんに尽いて、「相当な喪失感の後、深くまで沈み込んで、それでもまたもう一度立ち上がって生きていくんじゃないですかねぇ」と語っておられました。
その通りだと考えると、喪失感を自分の中で受け入れた後、それでも生き残った以上生きていかなければならない。ゆっくりと時間を掛けてそこから立ち直って、復讐の為に捧げた人生を今度は自分の為に生きていく方へシフトチェンジしていったのかなぁと。
聞こえよく言えば、自分探しの旅とでも言いましょうか。
その為の「放浪」という逃亡生活の途中で、今回のシーアンの事件に繋がっていくんじゃないかと、自分は考察しました。
更にラストでも少し読み取れるかな。
再び何処かへ行こうとしているような描写で締め括られていましたから。
明確な目的地なんて無くて、ただ「失われた時を求めて」いく放浪。
と言っても、全ては想像の域であり、一回しか観てないので正しく読み取れているかは不明ですがね(^_^;)
こういう細かい部分は円盤購入後や公式解説、今後示されるだろう媒体を経てから…となりそうです。
長々綴ってしまいましたけど、今回の劇場版、ものすごく面白かったです!!!!
これはもう、大満足と言って良いんじゃないかなと思います。
個人的な考えですけど、正直テレビ放映アニメーションの映画化ってそれほど好きでは無いんですよ。消化不良のまま2時間が経過してしまったり、コケてしまう事も結構あったりするんで…。でもサイコパスにその偏見は当てはまりませんでしたね。身構える必要なんて全然ありませんでした。
ただただ引きこまれて、あっという間の2時間で。でも凄く見ごたえがあるから充実感もその倍凄くて。
2時間に起承転結を構築するって結構難しいと思うんですよ。でもちゃんとそこが出来ていた。土台である虚淵さんと深見さんの脚本の素晴らしさを実感しました。この二人のタッグ、本当ヤバいですw
不思議だったのは、映画を見終わった後に鳥肌がぶわーっと思い出したようにやってきた事と、なんだか夢を見ていたような気分になっていた事。
アニメの中に居た気になって、終わって現実世界に引き戻された途端、「…あぁ、今まで架空の世界を見てたんだ」って(笑
当たり前の事、何言ってんの?って思われそうですけど、鑑賞中は完全に現実を忘れていたのは事実なので。
これは劇場で見たから、でしょうかね。あの大画面とサラウンドの大音響だからこその体感かと。
最後もこーがみさん消息不明じゃなくて、ちゃんと生きている描写で締め括られているので安心して劇場を後に出来ました。もしかしたら、また生きてるか死んでるか解らないような手法を取るかもしれない…と思っていたんですが、その辺りは包み隠さずちゃんと「未来」へ繋がる演出をしてくれているのでね。
それと、思いがけず出てきた槙島先生…。
彼の存在感って凄い。何をする訳でもなく、ほんの少しの出番なのにあの存在感w
恐らく台詞無かったとしても、同じ存在感を示す一石を投じる事が出来る力を持ってますよ、彼。
一瞬出てきただけで、観てる側がざわっ…ざわっ…となる(笑
死んで猶、それだけの異彩を放つキャラも早々いませんよ。
これでシリーズ的に一旦終わりと囁かれていましたが、全然まだ続く、続ける事の出来る感じですよね。三期、乃至劇場版第二弾、これだけ人気ですし、演者さんたちもやる気満々ですし、総監督も「永く続く作品を」というコンセプトで立ち上げてますし、十分あり得るんじゃなかろうかと。
何より、まだまだこのスタッフさん達が作り出す珠玉の世界を味わいたいですもん!(〃>艸<)
時間と距離さえ許されるなら、もう一度観たいくらいです。でも多分、次は円盤かなぁ。
BD出たら絶対買う!!これは観終わってすぐ思った事でした。
解り易いのに何度も繰り返し観たくなる。
サイコパス知らない人にも「面白いから!」ってオススメしたくなりますよね。
まだまだ終わらない正義(システム)の連鎖と進化。
今後も注目していきたいと思います!!