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観測者の足跡

観測者ハ足跡ヲ残シタ。

K-デイズ オブ ブルー- (2)完


ご無沙汰してます。水緒です。
お盆も過ぎて、残暑が厳しい…筈なのですが。8月に入って雨、雨、雨で久しく太陽を見てません。家だけじゃなく、心にも湿気充満でカビが生えてきそうですが、そんな蒸し暑い日々を水緒は趣味で薄めております。
この不安定な気候はいつまで続くんですかねぇ…。今年の夏はおかしな夏になってしまいそうです。


さて、お盆中にKのセプ4にスポットを当てたシリーズ、「デイズ オブ ブルー」の続編が発売されましたね。なんと、二巻にして完結編という事で最終巻です(早いっ!)
私は小冊子目当てで特装版を購入したので、写真の表紙では無いのですが、まぁこちらが通常版という事でリンク写真に採用致しました。
因みに、特装版は描き下ろしの小説と漫画が収録された小冊子付き、表紙は伏見くんと宗像さんの二人でした~。


まだ発売されて日も浅い!という事で、感想は折りたたみますよ!
お付き合い下さる方は「続きを読む」からどうぞ~。








今回収録話数は五話。
前回、一巻の感想で登場するセプ4キャラクターに尽いては色々触れましたので、今回彼らの紹介は割愛させて頂きますね。

第六話「白あん煮込み豆腐(後編)」
こちらは一巻の最後に収録されていた「白あん煮込み豆腐(前編)」の続きですね。アンナを追いかけまわす王子と、その能力ですっかり白馬になってしまった白あんを捕縛する為、セプ4は吠舞羅と手を組んであれこれ作戦を開始する模様。…ですが、当然一筋縄ではいきません。
セプ4も吠舞羅も引っかき回される訳ですが、アンナの体を張った行動と伏見の機動力で事態は何とか収束していきます。

この回で目に付いたのは、やはりセプ4と吠舞羅の共闘、でしょうかね。
思惑だったり、敵対している勢力であるため馬が合わないんですが、ちぐはぐながらも妙に波長が合いそうになっている辺り、この二つの組織は違うようで多少なりとも似通った部分があるのかなーなんて。本当の敵同士、とは少し違うように映って見えました。

そして作中には宗像と尊が会話するシーンも少し描かれているんですが、アニメに繋がる伏線に見えました。王としての互いと、友人としての互い。この二人も複雑な関係性と数奇な運命を辿っていますよね。


第七話「こたつ」
一転、今度はギャグ要素の入ったエピソード。
偶然こたつを拾った秋山、弁財、伏見の三人。
こたつという人を惹き付けて止まない魔力(笑)を持った暖房グッズに魅了され、普段真面目な秋山と弁財がどんどん堕落していく様子と、こたつに対して八田と過ごした秘密基地での日々を思い出す伏見が対照的に描かれています。
確かに、こたつの魔力には誰にも勝てません(笑

個人的に壊れたこたつすらも直せちゃう伏見に、「ハイスペックすぎんよwww」と思わずツッコみを入れてしまいました(^_^;)
彼は本当にスペックが高いですね。


第八話「第四分室月報」
こちらはセプター4の隊内新聞、第四分室月報の記事作成の為に特務隊の面々に取材するゴッティの様子が描かれています。そのテーマは「あなたにとって、宗像室長とはどういう存在ですか」。
これまた何とも空恐ろしいような質問ですが、この回では特務隊の面々がどういう経緯で特務隊に配属されたか、宗像の元に集ったのかに触れています。
それぞれがどういう気持ちで宗像を思っているのか、その片鱗を垣間見られるので、特務隊好きには嬉しい回だと思います。
セプ4が頑なに掲げる「我らが大義に曇りなし」の言葉も、如何にして言われるようになったのか、その一端を知る事が出来ますよ。

意外だったのは加茂ってセプ4に来る前はお寿司屋で料理人やってたんですねぇ。料理人だった加茂を口説いた宗像の口説き文句が、これまた室長らしくて「さすがw」と思ってしまいました。



第九話「失われた人」
これは小説版Kのside:Blueに出てきた、伏見が入る以前のセプ4に居た隊員、楠原にスポットを当てたお話。
殉職した彼と日高は仲が良かったようで。その存在を知らない伏見と衝突するのですが、日高の並々ならない想いに伏見は引っかかりを覚え、楠原の話を室長から聞き出します。

この回では宗像室長の「大義」であったり、王として歩む道に尽いて、少し知ることができます。
組織として大勢を纏めたり、何かを成し遂げる為には、ある程度の割り切りと先見の明が必要なのかもしれません。何を考えているのか解らないようで、全てを見通している室長と、それを探ろうとする伏見のやり取りが印象的でした。


第十話「二つの色」
最終話となるこのお話は、無色の王に十束が殺害された所から尊が宗像の手によって命を落とす所まで、アニメの時系列をセプ4の視点から切り取っていきます。
あの時、アニメでは断片的なシーンしか描かれていなかった所に、新たに手が加えられた事で、その裏でセプ4が何を思いながら行動し続けていたのかが描かれています。

セプター4とそれを統べる宗像室長。その関係性にも触れています。セプ4視点の集大成という感じでしょうかね。
そうして劇場版へ続いて行く終わり方になっていました。



総括。
少々掛け足になってしまいましたが、大まかな一話ずつの概要と感想は記せたかなと思います。
ただ、一つ残念なのは…。二巻になり、勢いが無くなってしまったかなぁと感じた事。
一巻がなかなか面白かっただけに、二巻もこの勢いが続くのかと思いきや、ちょっと失速した感が否めない一冊になってしまったようでした。
伏見くん好き、ではあるんですが、伏見くんの使い所が割と全話でパターン化してしまっていた事や、過去の回想が多いのでセプ4、特に特務隊の面々がもっと見たい!という方にとっては、これは伏見の作品なの?と思ってしまう方もいるのではないでしょうか…。
ロスモアで伏見の過去に対する思いはある程度補完出来ているだけに、私から見ても「ちょっと出し過ぎかなー」と思ってしまいました(^_^;)
ひょっとしたら、セプ4の規律がある中にも家族のような絆がある事と、伏見が抱えた失った思い出を明暗という風に、対比的に描きたかったのかもしれませんけどね。

小冊子に尽いては、内容は触れないでおきます。楽しみにされている方もいらっしゃるかもしれませんし、何より短編なので触れたらごっそり内容を出す事になってしまいそうで(笑


そしてすごく、すごーく個人的な意見ではありますが、Kはあと、どのくらい話を引き延ばすつもりなのかなーと。
人気のキャラが居て、映画化もされて、ファンも居て。人気作品ではありますが、やはり完結させる事も大事なのではないかなとね。ワタクシは思うのですよ。
媒体を沢山使って、より多くエピソードを生み出し続ける事も大事かもしれませんが、過去にばかり向かって行ってもKという物語は進展しない。やはり前へ、未来に向かって物語を進めなければ。
魅力的なキャラが多いだけに、その数だけ成長して、その数だけ結果がある筈なんですね。それを見届けられる日は来るんでしょうかね(滝汗
映画である程度進展するのかと思っていましたが、ネタバレ見てもそうはならなかったようで。そこに落胆された方もいらっしゃったようです。

Kが好きだからこそ、ちゃんとした終わりを見られる時を、願って止みません。
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